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【市況】17日の中国本土市場概況:上海総合指数は伸び悩み、戻り売りに押される展開


17日の中国本土マーケットは小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.16ポイント(0.06%)安の3604.80ポイントと反落した。上海A株指数は2.30ポイント(0.06%)安の3775.03ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.58ポイント(0.15%)高の378.30ポイント、深センB株指数が1.01ポイント(0.08%)安の1196.84ポイントで引けた。


朝高の後に弱含む流れ。政策期待の高まりなどで買われたものの、上値は重く、引けにかけてマイナスに転じた。上海総合指数が一時、約3カ月ぶりの高値水準(前日比1.98%高の3678.27ポイント)を付けるなか、戻り売り圧力が意識されている。

業種別では、インフラ関連株がさえない。ゼネコンの中国鉄建(601186/SH)が1.0%下落した。不動産株や自動車株、素材関連株も安い。ITハイテク関連株やバイオ医薬関連株なども売られた。

半面、軍事関連株は物色される。航空機エンジンメーカーの四川成発航空科技(600391/SH)が4.0%上昇した。政府が進める第13次5カ年計画(2016~20年)に、「軍民統合」(軍事技術の民間転用と民間企業の軍事産業参入の容認)の戦略が組み入れられると伝えられたことが手がかりになった。証券株もしっかり。売りと買いの信用取引残高が再び増加傾向を示し、16日に約3カ月ぶりの高水準を記録したことなどが材料視された。
【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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