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【市況】決算ピーク通過、金融政策への思惑を手掛かりに【クロージング】


13日の日経平均は8営業日ぶりに反落。100.86円安の19596.91円(出来高概算22億2000万株)で取引を終えている。米株安の流れを受けて利益確定の流れが優勢だったが、押し目買い意欲は強く、反落ながらも7営業日連続での陽線を形成している。

本日はオプションSQとなり、SQ値概算は19496.87円。SQ値を下回った辺りから利食いの流れが強まり、一時19388.91円と19400円を割り込む局面をみせている。ただし、9日に空けているマド(19294-19389円)上限レベルでの踏ん張りがみられ、その後は19600円を挟んでの底堅さが意識された。

今週は下値の堅さが意識された週であった。郵政グループ3社やメガバンクなどが堅調な展開となるなかで、センチメントを改善させている。週末こそ過熱感が警戒されるなかで利食い優勢となっていたが、中小型株などに資金がシフトするなど、物色意欲の強さが窺えた。

決算発表がピークを通過した。今後は業績を見直す動きのほか、18、19日に日銀が金融政策決定会合を開くことから、追加の緩和政策への期待などが手掛かり材料になりそうだ。米国では18日にFOMC(10月27、28日分)の議事録が公表されるため、12月利上げへの見方が固まることになろう。

《AK》

 提供:フィスコ

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