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【経済】(中国)不動産景況は過去最悪、地方政府の歳入に直撃


中国の不動産業界の景況が過去最悪の数字を記録している。統計によると、今年1-9月の着工面積と竣工面積は、それぞれ前年同期比で12.6%、9.8%減少。また、デベロッパーが落札した用地面積と落札額も、それぞれ同33.8%、27.5%縮小したという。

住房城郷建設部(住建部)政策研究センターの秦虹主任は、不動産市場の景況を代表する4つの指標がともにマイナス成長に転落したことが初めてだと指摘し、これが住宅在庫の高止まりがもたらす結果だと警告した。

また、不動産業界の景況悪化が地方政府の財政収入を圧迫するほか、関連税収の減少にもつながっている。ほかに、不動産の付随産業も悪影響を受けていると報告されている。

なお、2014年の地方政府税収のうち、不動産関連は40%を占めていた。

《ZN》

 提供:フィスコ

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