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【市況】NY金:続落で1081.00ドル、米12月利上げへの警戒感から売り継続


 NY金は続落(COMEX金12月限終値:1081.00↓3.90)。1073.00ドルまで下落した後、一時1089.00ドルまで上昇した。米連邦準備理事会(FRB)の12月利上げ観測が根強いなかでの取引になり、まずセントルイス連銀のブラード総裁の「依然利上げを支持(インフレを懸念)」との発言もあり、金の売りが先行した。



 その後、イエレンFRB議長が同行主催会合であいさつしたが、経済や金融政策に言及せずと伝えられたことから、金はいったん急速に買い戻された。しかし、シカゴ連銀のエバンス総裁が「1会合おきに、25ベーシスポイント以下の幅の利上げペースが望ましい」、NY連銀のダドリー総裁が「利上げ開始の条件が近く整う可能性はある」などと述べ、金の売りが再び優勢になった。

《KK》

 提供:フィスコ

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