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【材料】東京急行電鉄が一時8年8ヵ月ぶりに4ケタ台回復、前日発表の上期経常は16%増、通期計画比進捗率も5年平均上回る

 東急 <9005> が7日続伸。一時2007年3月以来8年8ヵ月ぶり4ケタ台回復場面もあり、同年2月以来の高値を付けた。前日の後場後半(14:30)に発表した16年3月期第2四半期累計(4-9月)連結経常利益は前年同期比15.6%増の416億円と伸長、通期計画610億円に対する進捗率は68.3%となり5年平均63.1%を上回ったことが買い材料視された。

 二子玉川ライズ2期開業負担はあったものの、鉄道事業やホテル・リゾート事業が好調に推移し増収増益を確保。固定資産売却益増加により四半期利益も増益となった。同期の鉄道輸送人員は二子玉川開業に伴う住民、就業者、来街者の増加効果効果もあり前年同期比3.6%増と伸び、運賃収入は3.4%の伸びとなった。9月単月では前年が低かったこともあるが輸送人員は6.5%増なり、運賃収入は4.5%増と伸びており、前年の2%割れの輸送人員・運賃収入の伸びを大幅に上回っての推移となっている。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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