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【市況】東京株式(前引け)=押し目買い厚く朝安後プラス圏に切り返す

 12日前引けの日経平均株価は前日比5円高の1万9697円と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は11億1753万株、売買代金概算は1兆1292億1000万円。値上がり銘柄数は926、対して値下がり銘柄数は842、変わらずは142銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック指数ともに軟調だったことを受けて主力株中心に売り優勢で始まったが、その後はまたも粘り腰を発揮した。前日まで日経平均は6日続伸し、東証1部の騰落レシオも132%と過熱警戒ゾーンにあったことから朝方は利益確定売りを誘う展開に。7~9月の機械受注統計が低調だったことで、中国景気減速の影響を嫌気する動きが再燃し工作機械株などに売りが広がった。しかし、下値では出遅れた向きの買いが厚く日経平均は容易に下値模索の展開につながらない。10時ごろを境に戻り足に転じ前引けはプラス圏で着地している。 
 個別ではコロプラ<3668>が急伸、日本郵政<6178>、ゆうちょ銀行<7182>もしっかり。日本電子<6951>、アルバック<6728>が値を飛ばし、ワタミ<7522>、SUMCO<3436>なども大きく買われた。安川電<6506>も物色人気。半面、三井住友<8316>が軟調、アイフル<8515>が大幅安。牧野フライス<6135>が大きく売られ、五洋建<1893>、電通<4324>も下落した。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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