市場ニュース

戻る
 

【通貨】NY為替:ドル・円は122円86銭、ECBのQE拡大観測でユーロ軟調


 11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、123円17銭から122円82銭へ下落し、122円86銭で引けた。米国債券市場がベテランズデーで休場だったが、株安を嫌気したリスク回避の動きが優勢となった。


 ユーロ・ドルは、1.0706ドルから1.0754ドルまで上昇後、1.0740ドルで引けた。エストニア中銀のハンソン総裁が米ウォールストリートジャーナル紙とのインタビューで、「欧州中央銀行(ECB)は現状で中銀預金金利引き下げの必要はない」との見解を示したため、ユーロの買い戻しが一時加速。その後、関係筋の話として、「ECBは量的緩和(QE)の拡大で地方債の購入も検討している」とのメディア報道を受けて、QE拡大観測を受けたユーロ売りが再燃した。ユーロ・円は、132円22銭まで上昇後、131円66銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.5174ドルから1.5221ドルへ上昇。ドル・スイスは、1.0072フランから1.0030フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均