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【通貨】11月10日のNY為替概況


 10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、123円44銭から123円05銭へ下落した。

米国の10月輸入物価指数が予想を下振れたほか、堅調な米国10年債入札結果を受けた債券利回りの低下に伴いドル売りが強まった。また、中国の消費者物価指数が予想を下回ったため世界経済への不安を受けたリスク回避の円買いも優勢となった。



ユーロ・ドルは、1.0674ドルまで下落後、1.0723ドルへ反発した。ポルトガル議会はコエリョ政権の政策を否決し内閣不信任が成立、コエリョ政権が退陣に追い込まれ政局不安が強まったことや、リーカネンECB理事が「域内成長とインフレ見通しに下振れリスクがある」と指摘したためECBの追加緩和観測を受けたユーロ売りが加速。ユーロ・円は、132円00銭から131円65銭へ下落した。

ポンド・ドルは、1.5102ドルから1.5134ドルへ上昇。

ドル・スイスは、1.0050フランから1.0087フランへ上昇した。



【経済指標】・米・10月輸入物価指数:前月比-0.5%、前年比-10.5%(予想:-0.1%、-9.4%、9月:-0.6%←-0.1%、-11.3%←-10.7%)・米・9月卸売在庫:前月比+0.5%(予想:+0.1%、8月:+0.3%←+0.1%)・米・9月卸売売上高:前月比+0.5%(予想:+0.1%、8月:-0.9%←-1.0%)

《KY》

 提供:フィスコ

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