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【経済】中国:ベネズエラの支援を継続か、通貨スワップ協定を締結も


外電によると、中国人民銀行(中央銀行)とベネズエラの中央銀行が通貨スワップを模索しているという。報道通りなら、2カ月前の支援(中国がベネズエラに対して計50億米ドルの資金供給)に続き、3カ月未満で2度目の資金支援となる。

一方、デフォルト(債務不履行)リスクが高まっているベネズエラとの通貨スワップが中国にとってメリットがないとの指摘もあり、中国は同国に対する支援の継続を慎重に対応する可能性があるとみられている。

ただ、ベネズエラの最大債権者である中国にとって支援を継続せざるを得ない事情があると分析された。中国国家開発銀行(CDB)は2008年以降、ベネズエラに対し、約370億米ドルを融資し、チャベス政権と後任のマドゥロ政権を支援。なお、資源輸出への依存度が高いベネズエラにとって原油安の進行が痛手となっている。今年のベネズエラの成長率はマイナス10%になると予測され、今年1-5月の金備蓄の価値は28%減少した。同期の金価格の下落率は12%にとどまり、負債の増加が金備蓄の取り崩しを加速させている。

《ZN》

 提供:フィスコ

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