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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オリンパス、生化学、日写印、日本粉

■オリンパス <7733>  4,830円  +700 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 6日、オリンパス <7733> が決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比46.6%増の434億円に拡大し、従来予想の370億円を上回って着地したことが買い材料。消化器内視鏡分野において、主力の内視鏡基幹システムが好調だったうえ、外科器具の販売も伸びた医療事業が収益を牽引した。費用圧縮が奏功した映像事業の損益が急改善したことに加え、円安による収益押し上げ効果も大幅増益に貢献した。

■生化学工業 <4548>  1,723円  +177 円 (+11.5%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 生化学工業<4548>が3日ぶりに急反発。同社は6日取引終了後に、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は20億5000万円(前年同期比31.1%増)となり、通期計画24億円に対する進捗率は85.4%%に達した。売上高は159億5400万円(同12.0%増)で着地。米国で関節機能改善剤「ジェル・ワン」などが伸びたことが寄与した。なお、通期業績見通しは従来計画を据え置いている。

■日本写真印刷 <7915>  2,780円  +272 円 (+10.9%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 日本写真印刷<7915>が急反騰。同社は6日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を1200億円から1190億円(前期比0.2%増)へ下方修正した一方、営業利益を85億円から90億円(同2.9%増)へ、純利益を73億円から75億円(同33.3%減)へ上方修正した。上期におこなった生産体制の改善や生産効率の向上などが継続すると見込んでいることが要因としている。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高516億円(前年同期比6.4%減)、営業利益29億4800万円(同4.6%増)、純利益22億6800万円(同29.4%減)だった。タブレット端末向け静電容量方式タッチパネルの製品需要が想定を下回ったものの、生産効率の改善などが寄与し営業増益を確保した。

■日本パーカライジング <4095>  1,187円  +109 円 (+10.1%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 6日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は13%増益」が好感された。パーカライ <4095> が11月6日大引け後(16:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比1.4%増の85.3億円となったが、通期計画の185億円に対する進捗率は46.1%となり、5年平均の47.3%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒日本パーカライジングの詳しい業績推移表を見る

■日本製粉 <2001>  798円  +72 円 (+9.9%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 日本製粉<2001>が急騰。小麦粉の価格改定が浸透したことで採算が改善しているほか、コスト削減と拡販を軸とした経営基盤強化が収益体質を引き締めている。それを裏付けるかたちで6日取引終了後に16年3月期の連結業績予想の修正を発表した。営業利益を95億円から105億円(前期比24.9%増)へ、最終利益を67億円から76億円(同8.9%増)へそれぞれ増額しており、これを好感する買いを呼び込んでいる。

■日比谷総合設備 <1982>  1,690円  +150 円 (+9.7%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 6日に決算を発表。「上期経常が赤字縮小で着地・7-9月期は74%増益」が好感された。日比谷設 <1982> が11月6日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は3.3億円の赤字(前年同期は7.5億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
  ⇒⇒日比谷総合設備の詳しい業績推移表を見る

■丸井グループ <8252>  1,720円  +120 円 (+7.5%)  本日終値
 6日、丸井G <8252> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.78%にあたる1200万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は15年11月9日から16年3月31日まで。同時に発表した16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比12.1%増の117億円で着地したことも支援材料。

■天馬 <7958>  2,184円  +150 円 (+7.4%)  本日終値
 6日に決算を発表。「今期経常を2%上方修正」が好感された。天馬 <7958> が11月6日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の29.3億円に急拡大し、従来予想の21億円を上回って着地。
  ⇒⇒天馬の詳しい業績推移表を見る

■椿本チエイン <6371>  969円  +66 円 (+7.3%)  本日終値
 椿本チエイン<6371>が後場一段高。同社は6日取引終了後に、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。経常利益は従来計画104億円を上回る113億6200万円(前年同期比9.1%増)と、減益見通しから一転増益で着地した。売上高は1014億8800万円(同9.2%増)と、従来計画の1000億円を上回った。日米欧で搬送用チェーンやケーブル・ホース支持案内装置の販売が伸びたほか、自動車エンジン用タイミングドライブシステムの販売も好調だった。なお、通期業績見通しは従来計画を据え置いている。

■東邦ホールディングス <8129>  2,950円  +186 円 (+6.7%)  本日終値
 6日、東邦HD <8129> が決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比64.9%増の91.6億円に拡大し、従来予想の72億円を上回って着地したことが買い材料。医薬品卸売事業でC型肝炎治療薬を中心に新薬の販売が伸びたことが寄与。業務の効率化による調剤薬局事業の採算改善も大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の179億円→218億円に21.8%上方修正。増益率が12.6%増→37.1%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

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