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【市況】NY株式:ダウは46ドル高、年内利上げへの思惑高まり銀行株に買いが広がる


米国株式相場は上昇。ダウ平均は46.90ドル高の17910.33、ナスダックは19.38ポイント高の5147.12で取引を終了した。10月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回る27.1万人増となったほか、失業率も前月比5.0%に低下したことで年内利上げへの警戒感が高まった。為替相場でドル高が進行する一方で、金利上昇で恩恵を受けるとの思惑から金融関連株が幅広く買われ、終日売り買いが交錯する展開となった。セクター別では、銀行や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。

利上げ観測の拡大を受けて、投資銀行のゴールドマン・サックス(GS)や大手行のJPモルガン(JPM)など銀行株の上昇が目立った。半導体のエヌビディア(NVDA)は決算内容が好感され、大幅上昇。一方で、旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)は、決算内容が嫌気され軟調推移。中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)は中国動画共有サイト大手のヨークトゥードウ(優酷土豆)の買収で正式合意したものの、著名ヘッジファンドマネジャーが売り推奨を行ったことが報じられ下落した。

雇用統計発表後、FF金利の先物取引から算出される12月の利上げ確率は発表前の56%から68%へと大きく上昇した。

Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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