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【材料】平和不動産---第2四半期最終利益は4割増、賃貸事業は2ケタ増収


平和不動産<8803>が10月30日に発表した2016年3月期第2四半期(15年4-9月)決算は、売上高が前年同期比0.9%減の171.50億円、営業利益が同8.4%減の41.72億円、経常利益が同6.0%減の33.63億円、四半期純利益が同40.1%増の21.50億円だった。

賃貸事業は、東京証券取引所ビルの賃貸料減額による影響を受けたものの、名古屋丸の内平和ビルの売却に加え、前期に取得した茅場町ブロードスクエア、KDX浜町ビル、栄センタービルや、前期に竣工した丸善名古屋本店ビルの賃貸収益貢献等により2ケタ増収となった。一方、不動産ソリューション事業は、前期に完売した「フラージュ押上」の販売の反動減が影響した。四半期純利益は、前年同期に計上した営業出資評価損等がなかったことにより4割の増益となった。

16年3月期通期については、売上高が前期比12.1%増の385.00億円、営業利益が同18.1%減の70.00億円、経常利益が同23.9%減の50.00億円、純利益が同8.2%増の27.00億円とする期初計画を据え置いている。

平和不動産<8803> は、東京、大阪、名古屋、福岡の証券取引所ビルの賃貸事業、オフィス賃貸、REIT事業、不動産開発事業を展開。中長期経営計画の重点戦略として掲げる 「日本橋兜町再活性化プロジェクト」、「ビル賃貸事業のブラッシュアップ」、「リートAM事業等フィービジネスの拡大」による成長を目指す。

《SF》

 提供:フィスコ

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