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【市況】【市場反応】米・9月PCEコア指数/個人所得/Q3雇用コスト指数(ECI)


 外為市場では雇用コスト指数(ECI)の上昇を受けた債券利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。ドル・円は120円41銭から120円73銭へ上昇。ユーロ・ドルは1.1037ドルから1.1015ドルへ下落した。

米商務省が発表した9月PCE(個人消費支出)のコア指数は前年比+1.3%と、上昇予想に反し、8月と同水準にとどまった。インフレが依然低迷している証拠となった。連邦公開市場委員会(FOMC)はインフレの動向を見る上でこの指標を重要視しており、2%前後での安定を目指している。

9月個人所得は前月比+0.1%と、予想の+0.2%を下回り8月の+0.4%から低下。3月来で最低の伸びにとどまった。また、個人消費支出も前月比+0.1%と、市場予想の+0.2%を下回り悪天候でマイナスに落ち込んだ1月以来で最低の伸びを記録。

同時刻に米労働省が発表した7-9月期雇用コスト指数(ECI)は前期比+0.6と、予想通り4-6月期+0.2%から上昇した。

【経済指標】
・米・9月PCEコア指数:前年比+1.3%(予想:+1.4%、8月:+1.3%)
・米・9月個人所得:前月比+0.1%(予想:+0.2%、8月:+0.4%←+0.3%)
・米・9月個人消費支出:前月比+0.1%(予想:+0.2%、8月:+0.4%)
・米・7-9月期雇用コスト指数(ECI):前期比+0.6%(予想:+0.6%、4-6月期:+0.2%)

《KK》

 提供:フィスコ

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