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【通貨】来週の為替相場見通し=米雇用統計の結果注視

 来週の外国為替市場のドル円相場は、米10月雇用統計を意識する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=119円50~121円50銭。今週は28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)と30日の日銀金融政策決定会合というビッグイベントが重なったが、ともに金融政策は現状維持だった。ただ、FOMCでは12月利上げの可能性が強まったほか、日銀には依然、追加緩和思惑が残る。為替相場は120円中盤を中心とする値動きにあるが、6月の米雇用統計で強めの結果が発表されれば12月利上げ観測の高まりからドルは上値を試す可能性がある。10月雇用統計の非農業部門雇用者数が再度、20万人近い増加となるかどうかが注目されそうだ。来週からは米国は冬時間となる。2日に発表される10月ISM製造業景況感指数や4日の米10月ADP雇用統計、米10月ISM非製造業景況指数の結果などが市場の注目を集めそうだ。(岡里英幸)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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