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【経済】中国政府またも「爆買い」、独首相の訪中期間にエアバス30機購入


李克強首相は29日、中国を訪問したドイツのメルケル首相と会談し、金融や工業など各分野での協力関係を強化することで一致した。会談後にはその一環として、中国の航空会社が欧州航空機大手のエアバスから旅客機30機を購入することが明らかにされた。購入価格は170億ユーロ(約2兆2400億円)。両首脳が契約の署名式に立ち会ったという。複数メディアが伝えた。
エアバスは現在、中国からの受注拡大に向け、米ボーイングとしのぎを削っている。ボーイングはこれ以前に、中国の航空機需要が今後20年間で6330機、総額9500億米ドルに上るとの見通しを示した。
なお、今回の独中首脳会談にあわせて、最大手行の中国工商銀行(1398/HK)と独自動車大手フォルクスワーゲンが戦略的提携関係を結んだ。中国外貨取引センターとドイツ証券取引所は、合弁会社を設立することで合意している。
欧州各国が中国との関係を強化中。先週は習近平国家主席が英国を訪問し、原子力発電所や高速鉄道などの分野で協力することに合意したばかりだ。11月2~3日には、オランド仏大統領が訪中を予定している。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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