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【材料】山一電が続伸、自動車IT化で見直し買いの動き

 山一電機<6941>が続伸、ここ断続的な物色資金の流入が観測されジリジリと上値追い基調を強めている。IC基板装置や検査装置に使うパッケージ挿入固定用のバーンインソケットが同社の成長エンジンとなっている。運転支援や安全システム分野などの深耕により自動車のIT化が急速に進んでいるが、同社は車載機器向けロジック系半導体の検査用で需要をとらえることが予想され、業績成長期待が強い。また、ハイブリッド車の普及も追い風で同社のコネクター部門も部品点数が増加傾向にある。事業合理化に伴う収益改善効果も加わり15年4~9月期営業利益は期初見通しを増額し、前年同期比13.2%増の17億2000万円を見込んでいる。ROEが17%と高く、PER9倍前後の時価水準は株価指標面でも割安感を伴い、「ファンド系など法人資金の見直し買い対象」(市場関係者)として指摘する声もあるようだ。

山一電機の株価は13時50分現在1077円(△54円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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