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【市況】ファナックはアク抜けに向かうか【クロージング】


27日の日経平均は反落。170.08円安の18777.04円(出来高概算18億9000万株)で取引を終えている。小幅に上昇して始まったが、前日に節目の19000円を回復したこともあり、その後は利益確定の流れが優勢となっている。日米決算の本格化や、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとのムードのほか、上海指数が下げ幅を広げていることも、利益確定に向かわせているようである。さらに、米駆逐艦が、中国が「領海」と主張する南シナ海の人工島12カイリ以内の海域で哨戒活動に入ったと報じられている。米中の緊張が高まる可能性なども手掛けづらくさせていると考えられる。

日経平均は想定内の一服であるが、まずは米アップルの決算を受けた米国市場の反応が注目される。電子部品株などは先回り的に売り込まれていた面もあり、アク抜けに向かえれば、センチメントを明るくさせる。その他、国内ではファナック<6954>が第2四半期決算を発表し、通期計画を上方修正している。コンセンサスの範囲内ではあるが、この上方修正をポジティブ視するかが注目されそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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