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【市況】豪ドル週間見通し:上昇一服か、成長率鈍化の思惑が重石に


■堅調推移、中国追加利下げや欧米株高が好感される

先週の豪ドル・円は堅調推移。一時88円台前半まで買われた。欧州中央銀行が12月に追加緩和を実施するとの思惑や、中国人民銀行が23日に金利引き下げを発表したことが豪ドル買い・円売りを促す要因となった。米国の年内利上げに対する懐疑的な見方が残されていることも豪ドル相場に対する支援材料となった。取引レンジは86円00銭-88円11銭。

■上昇一服か、成長率鈍化の思惑が重石に

今週の豪ドル・円は伸び悩みか。中国の追加緩和や日本、ユーロ圏の追加緩和観測は豪ドルに対する支援材料となるが、商品相場の持続的な上昇に対する期待は高まっていない。世界経済の成長鈍化に対する警戒感は残されており、リスク選好的な豪ドル買いがさらに強まる状況ではないとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・28日:7-9月期消費者物価指数(前年比予想:+1.7%、4-6月期:+1.5%)

予想レンジ:86円00銭-89円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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