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【市況】来週の株式相場見通し=1万9000円巡り攻防、金融政策受け波乱展開も

 来週(26~30日)の東京株式市場は、内外で重要イベントが相次ぐなか、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の決算発表が本格化するため、海外要因に気を配りながらも、個別銘柄の業績動向も注視する神経質な推移が予想される。
 週の前半は、個別銘柄の内容を吟味しながらの好業績株物色が中心となり、強含みの推移が予想される。後半は中国の5中全会で公表される経済政策や、日米金融政策の動向により波乱展開も想定される。日経平均株価の想定レンジは1万8600~1万9200円とし、1万9000円台固めの動きとなりそうだ。
 欧州中央銀行が12月にも追加的な金融緩和に踏み切るとの観測が強まったことで、30日の日銀金融政策決定会合への注目度が高まっていることは確かだ。
 日程面では、9月の企業向けサービス価格指数(27日)、9月の商業動態統計(28日)、9月の鉱工業生産(29日)、東京モーターショー(29日~11月8日)、日銀金融政策決定会合、日銀展望レポート、9月の失業率・有効求人倍率・消費者物価指数・家計調査(30日)に注目。海外では、米9月新築住宅販売(26日)、中国共産党中央委員会第5回全体会議(26~29日)、FOMC(27~28日)、米7~9月期GDP(29日)、米9月の個人所得・個人支出(30日)が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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