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【市況】東京株式(寄り付き)=ECB緩和観測背景に急反発

 23日の東京株式市場は大幅買い優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比326円高の1万8762円と急反発。前日の欧米株市場は総じて大幅高に買われ、米国株市場ではNYダウが320ドル高で1万7000ドル台半ばまで上昇、約2カ月ぶりの高値をつけた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は22日の定例理事会後の記者会見で「12月の理事会で緩和度合を精査する」とコメントし、ECBが早晩追加金融緩和に動くとの見方が浮上、リスク選好ムードが強まっている。外国為替市場ではドルが買われ、1ドル=120円台後半まで円安が進行、これも輸出株中心に追い風材料となっている。来週27~28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、30日の日銀金融政策決定会合を控え、この結果を見極めたいとの思惑から積極的に持ち高を増やす動きも限られそうで、買い一巡後は伸び悩む可能性もありそうだ。寄り付き時点で業種別では33業種全面高で値上がり上位に非鉄、鉱業、倉庫、鉄鋼、その他金融、電力ガスなど。 

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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