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【特集】ファーストロジック Research Memo(10):成長投資の増大で今期も無配予想


■株主還元

ファーストロジック<6037>は株主還元について、配当によることを基本としている。同社は創業以来、収益を成長のための投資及び内部留保に振り向けてきたため、これまでは無配が続いてきた。2016年7月期についても無配を予想している。

しかしながら同社のバランスシートを見ると、2015年7月末の総資産額1,799百万円に対して純資産額は1,546百万円に達し、自己資本比率は85.9%にまで高まっている。この点からは、同社は配当を行うに足る資本の厚みを確保しているということができる。

同社は2016年7月期において、次代の成長のために投資額を増大させることを表明しているため、今期も無配を予定している。しかしながら、期間収益としては黒字が完全に定着しており、投資の先行きに目途がついて来れば配当による株主還元に踏み切る可能性は高いと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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