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【市況】3ケタの下落も底堅さが意識される状況【クロージング】


22日の日経平均は反落。118.41円安の18435.87円(出来高概算18億4000万株)で取引を終えた。決算発表が本格化する中、業績相場の流れが次第に強まってきている。前日の新日鉄住金<5401>に続いて、コンセンサスを下回った日本電産<6594>が一時9200円を超えるアク抜けの動きをみせたことが、センチメントを明るくさせた。しかし、その日本電産も大引けにかけては下げに転じるなど、短期筋の需給要因に振らされている。

日経平均は結局、前日の高値水準でのこう着であった。ただ、3ケタの下げとなったものの、前日の300円超の上昇に対する反動。もち合いレンジ上限であった18400円処は上回って推移しており、どちらかというと、底堅さが意識される状況であろう。

明日は週末要因のほか、翌週には決算発表が第1弾のピークを迎えてくることもあり、積極的な売買は手控えられやすい。一方で、日銀による追加の緩和期待から下を売り込む流れにはなりづらく、ショートカバーが入りやすい需給状況とみておきたい。

《AK》

 提供:フィスコ

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