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【材料】東建コーポが反発、豊富な受注残と工事進捗率を背景に業績上乗せ期待

 東建コーポレーション<1766>が反発。前週後半は高値圏で利益確定の動きが出て株価は調整色をみせたが、先高期待は根強くきょうは押し目買いの動きが優勢となった。建設事業と不動産賃貸事業を収益の両輪とする同社は、不動産市況の改善が目立つ首都圏で積極的な営業展開を図り、今期業績も増額含みとなっている。主力の建設事業は「前期末時点で単独ベースの受注残高が2ケタ伸長を確保、手持ち案件の豊富さに加えて工事の進捗率向上も収益を押し上げている」(国内証券調査部)状況にある。相続税対策としての賃貸物件の需要拡大や、日銀の追加緩和期待が底流していることも同社株の下支え要因となっている。16年4月期営業利益は現時点で107億3200万円と2ケタ増益を見込むが、一段の上乗せから110億円台まで伸びるとの見方が強いようだ。

東建コーポの株価は12時34分現在9270円(△140円)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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