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【市況】東京株式(寄り付き)=海外株高を引き継ぎ大幅続伸

 16日の東京株式市場は大きく買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比203円高の1万8300円と続伸。前日の欧米株市場が総じて高く、米国株市場ではNYダウが217ドル高と3日ぶりに急反発、これを受けて東京市場でも主力株をはじめ幅広く買いが先行している。米国では足もとの経済指標が市場コンセンサスを下回るなどで、利上げの時期が来年に後倒しされるとの見方が強まっている。中国や欧州なども含め、グローバルでの金融政策における緩和的な動きが株式市場にとって流動性期待につながり、ポジティブに作用している。中国・上海株は前日に2.3%の上昇をみせ底離れの兆しをみせていることもプラス材料。外国為替市場では1ドル=119円近辺での推移で目先円安傾向に振れていることも輸出株中心に買いを誘導する。ただ、日経平均1万8000円近辺は25日移動平均線を絡め、強弱感が錯綜する水準で、先物主導で上下に振れやすい。今月下旬からの企業の四半期決算発表の本格化を前に、週末ということもあり買い一巡後は上値を買う動きに慎重となる可能性もある。寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で値上がり上位に精密機器、非鉄、不動産、機械、ガラス土石など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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