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【市況】概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値上がり、政策期待が支え


【ブラジル】ボベスパ指数 47362.64 -4.00%
13日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1975.78ポイント安(-4.00%)の47362.64で取引を終えた。49339.14から47134.90まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは10、値下がりは52、変わらず2であった。

13日発表の中国の9月貿易統計で、輸入が前年比一段と落ち込んだことから、景気減速への懸念が強まり、ブラジル株にも強い売り圧力になった。また、ルセフ大統領の弾劾に向けた下院の手続きに、高裁が反対の裁定を下し、政局の混乱が長引く懸念があること。さらに、ブラジル中銀の週次エコノミスト調査で、経済成長率、インフレ見通しが引き続き悪化したことも、売り材料になった。

【ロシア】MICEX指数 1720.81 +0.60%
13日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比0.21ポイント高(+0.60%)の1720.81で取引を終了した。1697.55から1720.81まで上昇し、高値引けとなった。

ロシア株式市場の取引終盤辺りから、ブレント原油先物が50ドル付近で底堅い動きになったことが下支えになった可能性。また、報道によれば、プーチン大統領が経済フォーラムで、「ロシア政府は、マクロ経済の安定に全力を尽くす」と述べており、ある程度好感されたとみられる。

【インド】SENSEX指数 26846.53 -0.21%
13日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比57.58ポイント安(-0.21%)の26846.53、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同11.90ポイント安(-0.15%)の8131.70で取引を終えた。

売りが先行した後も弱含みの展開を続いた。成長見通しの下方修正が足かせに。バンク・オブ・アメリカ/メリルリンチ(BOA/ML)は最新リポートで、インド経済の回復が予想以上に遅れていると指摘し、15年度(16年度3月まで1年間)の成長予想を6.0%から5.5%に下方修正した。

【中国本土】上海総合指数 3293.23 +0.17%
13日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.57ポイント高(+0.17%)の3293.23ポイントと小幅ながら5日続伸した。

朝安の後に強含む流れ。上海総合指数は昨日まで4日続伸し、約2カ月ぶりの高値水準を回復していたため、いったん利益を確定する動きが先行したものの、下値は固く引けにかけてプラスに転じた。政策期待が支え。国営メディアが12日、「中国共産党が10月26~29日に重要会議の第18期中央委員会第5回全体会議(5中全会)を開催する」と報じたことなどが期待材料となっている。

《NH》

 提供:フィスコ

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