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【通貨】明日の為替相場見通し=119円台前半試す展開も

 あすの東京外国為替市場のドル円相場は、再度、中国経済動向への関心が高まりそうだ。予想レンジは1ドル=119円20~120円30銭。この日の午前11時に発表された中国9月貿易統計は、輸出が前年同月比3.7%減だった。ただ、輸入が同20.4%減と市場予想の15%減程度を大幅に上回ったことから、中国景気への先行き不安が台頭。ドル円は午後に入り、下げ足を速め夕方には119円60銭台にまで下落した。あすも中国9月消費者物価などの発表があり、再度、中国情勢を注視する展開となりそうだ。状況次第で119円台前半への下げも予想されるが、119円30~40銭前後には下値抵抗帯があり、この水準で下げ止まるかどうかが注目されそうだ。また、明晩は米9月小売売上高の発表がある。米国景気を探るうえで重要な経済指標であり、米小売売上高の発表を前に午後にかけてやや様子見姿勢が強まる可能性もある。(岡里英幸)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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