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【通貨】来週の為替相場見通し=米中の経済指標に注目

 来週の東京外国為替市場のドル円相場は、米国と中国の経済指標を注視する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=119円20~121円00銭。この週は7日の日銀金融政策決定会合の結果発表が注目されたが、金融政策は現状維持となり、120円ラインを挟んだ一進一退の展開が続いた。月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀会合を意識する展開となっており、方向感に欠ける動きが続いている。来週は米国と中国の経済指標が関心を集めそうだ。12日は日本は体育の日で休場だが、13日は中国9月貿易収支、14日は中国の9月消費者物価と生産者物価の発表がある。中国の景気動向を探るうえでこれら指標は注目されそうだ。また、14日には米9月小売売上高、16日には米9月鉱工業生産が発表される。特に、米小売売上高などへの市場の関心は高く、その結果次第で120円を中心とする往来相場に変化が出る可能性もある。(岡里英幸)




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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