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【市況】来週の株式相場見通し=買いの勢い勝り続伸、米決算発表を注視

  東証アローズ
 来週(13~16日)の東京株式市場は、今週の日経平均株価が合計713円高と急上昇したことに対する高値警戒感から反動の利益確定売りが当然予想される。
 ただ、心理的なフシ目となる1万7000ドル台を回復した米株式市場や、大型連休明けの中国上海株式市場の堅調など世界的に相場環境が改善するなかで、買いの勢いが継続しそうだ。来週の日経平均株価の想定レンジは1万8100~1万8900円とする。
 3連休明けは、日本に比べて一足早い米国企業の7~9月期決算の発表とそれに伴う米株式の反応が関心を集めそうで、内容次第で利上げ開始のタイミングにも影響を与える可能性もある。さらに、13~14日にかけて相次ぐ中国の重要経済指標発表も注視したい。
 日程面では、9月14~15日に開催した日銀金融政策決定会合議事要旨(13日)、9月のマネーストック、9月の国内企業物価指数(14日)、8月の第3次産業活動指数、9月の首都圏新規マンション発売(15日)に注目。
 海外では、中国9月の貿易収支(13日)、中国9月の消費者物価・生産者物価・小売売上高(14日)、米10月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数(15日)、EU首脳会議(15~16日)、米9月の鉱工業生産・設備稼働率(16日)が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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