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【材料】フェリシモが急反発、広告費の減少などで中間期は営業黒字に浮上

 フェリシモ<3396>が4日ぶりに急反発。後場に入り、前日比93円(8.9%)高の1133円まで買われ、東証1部の値上がり率ランキングで上位となっている。8日引け後、16年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.1%減の172億700万円、営業損益は2億5400万円の黒字(前年同期は2億3400万円の赤字)で着地した。2日発表の業績修正と同水準であるものの、営業黒字転換を好感して改めて買われているようだ。
 延べ顧客数が前年同期を下回ったことと顧客の購入単価が下がったことで減収となった。ただ、ダイレクトメールやカタログに関する経費効率の改善を進めたことで広告費が前年同期に比べて減少したほか、人件費でも効率化やコスト削減に取り組んだことで、販売費および一般管理費は前年同期比9%減となり、営業黒字につながった。
 据え置かれた通期の売上高は362億5000万円(前期比3.9%減)、営業損益は6800万円の黒字(前年同期は6億3100万円の赤字)。
《MK》

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