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【材料】川口化学が反落、国内自動車生産台数減響き売り上げ伸びず第3四半期は営業減益

 川口化学工業<4361>が4営業日ぶりに反落。一時、前日比7円(4.9%)安の134円まで売られている。5日引け後、15年11月期第3四半期(14年12月~15年8月)の連結決算を発表した。
 売上高は前年同期比0.1%増の49億1300万円、営業利益は同15.3%減の2200万円で着地した。ゴム薬品の分野で、為替の円安や中国など東南アジア市場での受注が拡大し、輸出全体では売り上げが伸びたものの、国内自動車生産台数は前年割れの状態が継続し、工業用ゴム製品向けの、国内の新ゴム消費量が低調で販売が伸びず、全体では前年同期比で売り上げが減少した。樹脂薬品の分野は、主要需要先の国内外のアクリル酸・アクリル酸エステル・メタクリル酸の需要は全体では緩やかに拡大したものの、一部品目で顧客の生産減や生産品目が減少したほか、輸入品との競合で販売減となり国内の売り上げが減少した。また、中国など顧客の稼働率が低調だったほか、他国企業との競合激化などが影響し、全体では売り上げが減少した。
《MK》

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