市場ニュース

戻る
 

【材料】医学生物やアステラス薬が高い ノーベル生理学・医学賞候補関連株として物色人気

 医学生物学研究所<4557>が急伸。株価は一時、前週末に比べ52円(9.2%)高の619円まで買われている。また、アステラス製薬<4503>も上昇している。
 ノーベル賞の発表が今週から始まり、きょうは生理学・医学賞、6日は物理学賞、7日は化学賞が発表される見通し。なかでも、市場の関心を集めているのは、きょう発表の生理学・医学賞だ。トムソン・ロイターは先月24日にノーベル賞の有力候補として、免疫が暴走しないように抑える「制御性T細胞」を発見した坂口志文・大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授とがんや糖尿病、パーキンソン病とかかわりのある異常なたんぱく質の蓄積を防ぐ「小胞体ストレス応答」の仕組みを解明した森和俊・京都大学大学院理学研究科教授の2人を有力候補に挙げている。
 医学生物は「制御T細胞」に絡み坂口教授と共同開発した機能抗体などを扱い市場の注目を集めている。また、アステラス薬は森教授の研究している「小胞体ストレス応答」を調節する治療薬に関して米プロテオスタシス社と提携契約していることなどが材料視されている。

医学生物の株価は11時30分現在610円(△43円)
アステラス薬の株価は11時30分現在1577.5円(△33.5円)





出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均