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【市況】【市場反応】米9月雇用統計、ネガティブサプライズで利上げ観測後退


外為市場では米9月雇用統計がネガティブサプライズとなり、利上げ観測を受けたドル買いが後退した。ドル・円は120円41銭から118円95銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1152ドルから1.1315ドルまで急伸、9月21日以来の高値を更新した。

米10年債利回りは2.059%から1.923%へ低下。4月以来の2%割れとなった。

米労働省が発表した9月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+14.2万人と、8月に続き2ヶ月連続で20万人を割り込んだ。特に大幅な上方修正が期待されていた8月分は+17.3万人から+13.6万人へ予想外に下方修正された。失業率は5.1%と、予想通り8月の2008年以降7年ぶりの低水準を維持。平均時給は前月比横ばいと、市場予想+0.2%を下回り6月以来の低い伸びに留まった。

【経済指標】
・米・9月失業率:5.1%(予想:5.1%、8月:5.1%)
・米・9月非農業部門雇用者数:前月比+14.2万人(予想:+20.1万人、8月:+13.6万人←+17.3万人)
・米・9月民間部門雇用者数:前月比+11.8万人(予想:+19.7万人、8月:+10.0万人←+14万人)
・米・9月平均時給:前月比0、前年比+2.2%(予想+0.2%、+2.4%、8月+0.4%、+2.2%)
・米・9月不完全雇用率:10.0%(8月10.3%)
・米・9月労働参加率:62.4%(8月62.6%)

《KK》

 提供:フィスコ

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