市場ニュース

戻る
 

【通貨】来週の為替相場見通し=日銀決定会合の結果注視

 来週の東京外国為替市場のドル円相場は、今晩の米9月雇用統計の影響が大きいものの、6日から7日にかけての日銀金融政策決定会合が関心を集めそうだ。予想レンジは1ドル=119円30~121円20銭。この週のドル円は、日米金融政策に関心が集まるなか120円ラインを上値とする一進一退が続いた。今晩の米雇用統計の予想は非農業部門雇用者数が20万1000人増、失業率が5.1%。強めの結果なら10月利上げの可能性も出てくる。また、来週の日銀会合も高い関心を集めている。元日銀副総裁の岩田一政氏の「日銀は動かざるを得ない方向」との発言が報じられ、追加緩和への期待は高まっている。今月は30日と2回の日銀会合がある。市場には「黒田総裁の直近の発言を聞くと緩和は見送られそう」との見方が多いが、一部には「7日に予定されている内閣改造と歩調を合わせての緩和もあり得る」との思惑も市場には出ている。(岡里英幸)




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均