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【市況】東京株式(大引け)=334円高、中国懸念の緩和受け続伸

 1日の東京株式市場は朝方から買いが優勢だったが、後場に入り先物主導で一気に水準を切り上げ、日経平均は一時1万7800円台に買われる場面があった。大引けは目先筋の利食いで伸び悩んだ。
 大引けの日経平均株価は前日比334円27銭高の1万7722円42銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は23億1478万株、売買代金概算は2兆6486億7000万円。値上がり銘柄数は1446、対して値下がり銘柄数は378、変わらずは71銘柄だった。
 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが230ドル強の大幅続伸をみせたことから、引き続き買いが先行した。注目された中国PMIは国家統計局発表分が前月比で改善、民間調査の確報値が速報値から上方修正されたことで買い方に有利に働いた。また、外国為替市場でドルが買われ、取引時間中に円安に振れたことに加え、元日銀副総裁の岩田一政氏が追加緩和の必要性を示唆したことが一部メディアを通じて伝わり、これが先物主導の買いを誘発、日経平均は一時450円近い上昇をみせる場面があった。
 個別では、トヨタ<7203>が売買代金断トツで上昇、ソフトバンクグループ<9984>も堅調。ファナック<6954>、村田製<6981>なども買われた。大林道<1896>がストップ高、TASAKI<7968>、鬼怒ゴム<5196>、文化シヤッター<5930>、ミスミG<9962>なども値を飛ばした。半面、科研薬<4521>が急落、キャリアリンク<6070>、スター精密<7718>なども大きく値を下げた。大成建設<1801>が下落、西松屋チェ<7545>も売られた。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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