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【材料】Gunosyが急反落、第1四半期は前年同期比実質増収増益も低進捗率

 Gunosy<6047>が急反落し、9時30分現在で東証マザーズ市場の値下がり率トップとなっている。9月30日に発表した第1四半期(6~8月)単独決算は、売上高8億8000万円、営業利益4700万円、純利益4500万円で、上期予想営業利益3億1000万円に対する進捗率が15%に過ぎないことが嫌気されているようだ。
 今期から第1四半期決算の開示を行っているため前年同期との比較はないが、会社側によると、前年同期比では増収増益となったが、前四半期比では減収減益となったとしている。ダウンロード(DL)数やアクティブユーザー数が計画通り増加したほか、動画広告の新商品提供効果もあったが、稼働広告主数の減少や広告宣伝費の増加が利益を圧迫したようだ。
 なお、16年5月期通期業績予想は、1DL当たりの収益性の改善と配信情報領域の継続拡大を実施する方針で、売上高51億3300万円(前期比62.2%増)、営業利益11億2800万円(同5.9倍)、純利益10億100万円(同7.3倍)の従来予想を据え置いている。
 同時に、サイバーエージェント<4751>のアドテクノロジー分野におけるサービス開発を行うアドテクスタジオと、広告に関する業務提携で合意したと発表した。今回の提携は、Gunosyが提供する「Gunosy Ads」や「Gunosy Network Ads」で、サイバーエージェントアドテクスタジオが提供する広告プロダクトと広告配信・広告在庫の相互受け入れや新商品の共同開発を行うというもの。これにより、新たな価値と体験の創出を目指すことを目的としているという。

Gunosyの株価は9時30分現在1138円(▼166円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年10月01日 09時35分

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