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【通貨】明日の為替相場見通し=9日銀短観の結果に注目

 今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、米経済指標や日銀短観の結果などに左右されそうだ。予想レンジは1ドル=119円70~120円80銭。この日は、日経平均株価が反発するなか、リスク回避の動きが後退し、夕方にかけ120円台に乗せた。今晩は米9月ADP雇用統計やユーロ圏9月消費者物価指数(HICP)が発表されるほか、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演がある。また、あす朝8時50分に9月日銀短観が発表される。ADP雇用統計は19万人の増加が予想されている。イエレン議長の講演は、米利上げに向け新たな発言があるかどうかが関心を集めそうだ。なかでも大きな関心を集めているのが、9月日銀短観で大企業製造業DIは13と6月の15からは低下すると見込まれている。市場予想に比べ低下が大きい場合は、追加利下げへ向けての期待が強まる公算もあるだけに、その結果が注目される。(岡里英幸)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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