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【通貨】明日の為替相場見通し=NYダウが相場を左右

 今晩からあすの外国為替市場のドル円相場は、NYダウ動向に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=119円50~120円50銭。この日は、日経平均株価が前日比700円を超す大幅安となるなか、リスクオフ姿勢が強まり一時119円20銭台までドル安・円高が進んだ。中国景気の先行き不透明感が高まるなか、28日の米株式市場が大幅安となり、リスク回避の姿勢が強まった。ただ、夕方の欧州時間に入ってからは120円前後にまで値を戻した。株価主導の円高が進むなか、この日の米株式市場の動向が、相場のセンチメントを左右しそうだ。ニューヨーク市場が堅調に推移すれば、119円前半が下値抵抗ゾーンとして確認されよう。あすは国内で8月鉱工業生産の発表がある。また、今晩発表の米9月消費者信頼感指数に加え、9月ドイツ消費者物価指数(CPI)も欧州中央銀行(ECB)の量的緩和政策をみるうえで注目されている。 (岡里英幸)




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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