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【市況】NY株式:ダウは312ドル安、素材・エネルギーやバイオ銘柄への売り止まらず


28日の米国株式相場は下落。ダウ平均は312.78ドル安の16001.89、ナスダックは142.53ポイント安の4543.97で取引を終了した。先週の流れを受けた売りが継続しており、素材・エネルギーセクターやヘルスケア・バイオセクターを中心に終日軟調推移となった。中国の8月工業部門企業利益が8.8%減となったほか、スイスの資源商社大手グレンコアの経営危機観測から、原油価格や商品価格が軒並み下落したことも嫌気された。ダウは一時330ドルを超える下落となった。セクター別では全面安となり、特に医薬品・バイオテクノロジーやヘルスケア機器・サービスの下落が目立った。

製薬のバリアント・ファーマスーティカルズ(VRX)は、民主党上院が薬価引き上げに関する書類の提出などを求めて召喚状を送付したことが報じられ急落。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)はユニバーサル・スタジオ・ジャパンの買収が報じられ、下落。ソーシャル・ネットワークのフェイスブック(FB)は新たな広告製品を発表したが軟調推移。携帯電話のスプリント(S)は次回の無線周波数帯域の入札への参加を見送る方針を明らかにし、売られた。一方で非鉄金属のアルコア(AA)は、アルミニウム製錬事業と特殊金属・応用製品事業の2社に会社分割する計画を発表して上昇。

携帯端末のアップル(AAPL)はiPhone 6sシリーズの発売から3日間で1300万台以上を売り上げ、過去最高記録を更新したことを明らかにした。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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