市場ニュース

戻る
 

【通貨】明日の為替相場見通し=日銀短観や米雇用統計を注視

 来週の外国為替市場のドル円相場は、日銀短観や米雇用統計の発表があり、値の荒い展開となる可能性がある。予想レンジは1ドル=120円50~122円80銭。24日のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演では、年内利上げの可能性が示唆された。来週は週末2日に米9月雇用統計があるほか、1日の米ISM製造業景況指数など実際の利上げ時期を探るうえでの重要指標が発表される。強めの結果が発表された場合、10月利上げの可能性も浮上し、ドル高が進む可能性もある。また、国内では1日に9月の日銀短観が発表される。大企業製造業DIなどは6月に比べ悪化するとの見方が出ている。その場合、日銀の追加緩和思惑を呼ぶ可能性がある。さらに、30日のユーロ圏消費者物価指数は欧州中央銀行(ECB)の量的緩和に絡んで市場の関心を集めている。来週は日米欧の中央銀行の金融政策を巡る思惑が交錯する展開となりそうだ。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均