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【材料】東急不HDが3日ぶりに急反発、都心超一等地で中古マンション改装販売事業参入と報道

 東急不動産ホールディングス<3289>が3日ぶりに急反発。朝方には41円高の823円まであり、後場には800円割れ場面を見たものの、再び、820円を付けるなど好展開となっている。25日付け読売新聞朝刊が同社傘下の東急不動産は「10月に東京・六本木など都心の超一等地で、中古マンションを1棟丸ごと改装して販売する事業に参入する」と報じ年間100億円の売上高を目指すとしていることから収益拡大を期待した買いが広がったようだ。後場寄り付き直後に800円割れ場面を見たものの、その後、盛り返し、25日線とのカイ離意識した出遅れ修正へ出遅れ修正に向かう格好となっている。
 東京急行電鉄<9005>グループの強みを生かして渋谷駅桜丘口地区の開発を展開するほか、来春には東京・銀座で大型商業施設の開業を控えるなど都市開発でビジネスチャンスをつかみ、インバウンド需要も受容。今16年3月期連結経常利益予想は前期比0.6%増の520億円予想と慎重見通しだが、1株当たり配当は1円増配の11円と連続増配予定にある。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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