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【特集】テラ Research Memo(4):がん抗原の独占実施権、世界トップクラスの臨床実績を有する


■会社概要

(3)同社の強み

樹状細胞ワクチン療法を手掛ける競合が増えるなかで、同社の強みは大きく3つ挙げることができる。1つ目は、より強力ながん免疫を誘導することができる「WT1ペプチド」や、他のがん抗原「MAGE-A4ペプチド」「サーバイビンペプチド」の独占実施権を保有していること、2つ目は、東京大学医科学研究所発の高品質で安定的な「細胞培養技術」を保有しており、細胞培養施設の保有・導入支援で国内トップの実績を持つこと(2015年6月末現在で19件)、そして3つ目は世界トップクラスの「臨床実績」を誇り、専門誌などでも共同研究先などから数多くの論文が掲載発表されていること、などである。

高齢化社会が進む国内ではがんによる死亡者数が年々増加しており、2014年には総死亡者数の3割弱を占める約36万人ががんで亡くなり、今後もさらに増加していくものと予想されている。こうしたなかで、テラ<2191>は樹状細胞ワクチン療法を将来的には保険適用によって患者負担の小さい再生医療等製品として普及拡大させていくことを目指している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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