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【経済】中国:習主席が改革断行を明言、「景気減速と株価乱高下は影響せず」


中国の習近平国家主席は22日からの訪米を控えて海外メディアの取材に応じ、「中国の景気減速と株式市場の乱高下が改革の歩調を乱すことはない」と述べた。中国経済は下振れの圧力に直面しているとしながらも、引き続き改革を断行する姿勢を強く打ち出した。
「ウォール・ストリート・ジャーナル」が提出した書面での質問に回答したもの。6月半ばの株価急落後、習主席が海外メディアの取材を受けるのはこれが初めてという。
習主席は書面のなかで、「資本市場の発展」は中国が目指す改革の方向性であり、今回の株価の急変動でこの方向性が変わることはないと強調。今回政府が市場に対して行った介入については、「システミックリスクを避けるため」と説明した。各種の措置を実施したことにより、市場はすでに「自己修復、自己調節の段階に入った」という。
一方、中国経済の減速問題については、海外の投資家に長い目で見ることを求めた。中国経済を“大海を渡る船”に例えた上で、「時に不安定になることもある」と述べている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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