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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は120円台で推移か、中国本土株の動向が手掛かり材料に


21日のドル・円相場は、東京市場では119円73銭から120円20銭で推移。欧米市場でドルは一時120円66銭まで上昇し、120円55銭で取引を終えた。


本日22日のドル・円は120円台で推移か。アジア市場では有力な経済指標の発表予定がないことから、中国株(上海総合指数)の動向が手掛かり材料になる見込み。


21日の欧米市場でドルは120円66銭まで買われたが、アトランタ連銀のロックハート総裁が年後半の利上げ実施に自信を示したことがドル買い材料となったようだ。ロックハート総裁は経済についての講演で「雇用は著しい改善を示した」、「市場が落ち着きを取り戻したら利上げの用意がある」などの見方を示した。


ロックハート総裁は、市場の変動は懸念の中心ではなく、25ベーシスポイントの利上げは経済に著しい影響を与えないと指摘している。しかしながら、9月に利上げを実施しなかった理由については明言しなかったようだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は雇用が著しく改善していると判断しているならば、9月に利上げを行っても不思議ではなかった。


雇用情勢がさらに改善し、中国経済が著しく減速しなければ、FRBが10月に利上げを行っても不思議ではないとの声が市場参加者の間から聞かれている。10月利上げを意識したドル買いが増える可能性がある。

《MK》

 提供:フィスコ

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