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【市況】反発か、過度な成長鈍化懸念は後退


『米株式市場』

 18日のNY市場は下落。ダウ平均は290.16ドル安の16384.58、ナスダックは66.72ポイント安の4827.23で取引を終了した。アジアや欧州市場が大きく下落したことから売りが先行。利上げで貸出金利などへの好影響が期待されていた金融セクターへの売りが目立ち、終日軟調推移となった。原油価格の下落を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が弱含み。

 21日のNYダウは反発か。米政策金利据え置きに対する市場の評価はまちまちだが、世界経済の成長鈍化に対する過度の警戒感はやや後退している。中国・上海総合指数の上昇は好材料。欧州諸国の株式相場がおおむね強い動きを見せていることは米国株に対する支援材料となる。中国、欧州株高の流れを受けてNYダウは反発する見込み。

 経済指標では8月中古住宅販売件数(予想:550万戸)が材料視されそうだ。また、ロックハート米アトランタ連銀総裁の講演が予定されている。早期利上げについて前向きな発言が出た場合、株安に振れる可能性があるが、米国経済に対する悲観的な見方はやや後退するはず。株式市場にとっては悪い話ではないだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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