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【経済】米利上げ実施でも市場は混乱しないとの見方も


 今回の米FOMC会合については、市場関係者の過半数(6割程度)が金利据え置きを予想しているが、一部の市場関係者は「FOMCのメンバーが経済指標を重視するならば、今回の会合で0.25ポイントの利上げが決定されても不自然ではない」と見ている。

 16日に発表された8月の米消費者物価コア指数は前年比+1.8%で市場予想の+1.9%をやや下回ったことで9月利上げの確率はさらに低下しているもようだが、利上げに対する警戒感は大きく低下していないとの声が聞かれている。

 市場予想に反して利上げが実施された場合、米国株は一時的に大きく下げる可能性があるが、利上げペースが緩やかなものであることが確認できれば、株安は一時的なものにとどまるとの見方が多いようだ。ドル・円については、株安でもリスク回避の円買いは拡大せず、ややドル高・円安の相場展開を予想する投資家が多いようだ。
《MK》

 提供:フィスコ

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