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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は反発、外部環境の改善が買い安心感につながる


【ブラジル】ボベスパ指数 48553.10 +2.51%
16日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1189.03ポイント高(+2.51%)の48553.10で取引を終えた。47364.07から48680.97まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは58、値下がりは6、変わらず0であった。

16日の上海総合指数が大幅反発したことで(4.9%高で引け)、資源需要の回復期待が高まり、ブラジル株の買いも強まったとの見方。また、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ見送り観測が強まったことや、NY原油先物が急反発したことも(一時47.35ドル)、ブラジル株の押し上げにつながった。

【ロシア】MICEX指数 1731.81 +0.91%
16日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比15.55ポイント高(+0.91%)の1731.81で取引を終了した。1717.09から1734.03まで上昇した。


米国の8月消費者物価指数が前月比マイナスとなり、連邦準備理事会(FRB)の利上げ見送りの見方が強まったことが、新興国市場であるロシア株を押し上げた。また、米国の国内原油在庫の大幅減少を受けて、ブレント原油先物が急反発したことも(一時50.34ドル)、ロシア株の買いにつながった。

【インド】インドSENSEX指数 25963.97 +1.00%
16日のインドSENSEX指数は反発。前日比258.04ポイント高(+1.00%)の25963.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同70.05ポイント高(+0.89%)の7899.15で取引を終えた。終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅をやや拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まり、幅広い銘柄に買い戻しが広がった。また、外部環境の改善も買い安心感を与えた。

国内では、利下げ期待が高まっていることが引き続き支援材料。また、気象局がオリッサ州で大型な降雨を予報したことも好感された。これに加え、オーストラリア気象局はこのほど、異常気象のエルニーニョ現象について、年末までピークを迎えた後は3カ月以内に緩和されると予測した。


【中国本土】上海総合指数 3152.26 +4.89%
16日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比147.09ポイント高(+4.89%)の3152.26ポイントと3日ぶり反発した。

自律反発狙いの買いが入る。上海総合指数は昨日、約3週ぶりの安値を付けただけに、値ごろ感が着目された。前日に続き本日も心理的節目の3000ポイントを下回る場面があったものの、さらに売り込む動きはみられていない。下値の固さが確認されるなか、買い戻しの動きが活発化している。このところ政策の動きが相次いでいることも相場を下支えした。国家発展改革委員会は15日、国内8地域に改革試験区を設置すると発表している。引けにかけて上げ幅を広げた。

《NH》

 提供:フィスコ

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