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【市況】<株式トピックス>=8月の訪日外国人客数発表にも反応薄

 16日の東京株式市場は、前日の海外株高を受けて大きく買いが先行したものの、後場に入って手仕舞い売りが出て伸び悩んだ。日経平均株価終値は、前日比145円12銭高の1万8171円60銭と続伸。ただ、売買代金は2兆1520億円と薄商いにとどまった。
 あすの東京株式市場は、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を目前に控えて見送りムードが一段と強まりそうだ。
 市場関係者からは「毎月恒例となっていた、訪日外国人客数発表日のインバウンド関連株物色がほとんど目立たず反応薄だった。FOMCを前にして物色意欲が大きく後退している表れ」との見方が出ていた。
 具体的には、資生堂<4911>、ビックカメラ<3048>、マツモトキヨシホールディングス<3088>、エイチ・アイ・エス<9603>などインバウンド関連に安いものが目立った。きょう午後2時過ぎに日本政府観光局(JNTO)が発表した8月の訪日外客数は前年同月比63.8%増の181万7000人だった。8月としては過去最高となり、前年実績(111万人)を70万8000人上回った。しかし、事前に織り込みが進んでいたこともあり反応は薄く、全体相場の上昇に逆行して売られる展開となった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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