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【市況】明日の株式相場見通し=買い材料乏しく軟調、円高進行に警戒感も

 あす(16日)の東京株式市場は、買い手掛かりに乏しいなか、小口の売りで値を消す銘柄が目立つ展開となりそうだ。日経平均株価は反落の展開を予想する。
 14日までの3日続落で、日経平均株価の下落幅が合計804円に達していたことに加え、14日の東証公表の空売り比率が42%と、過去最高水準に達していたことから、きょうは朝方から売り方の買い戻しが加速し、一時前日比300円を上回る上げ幅となり1万8300円を超えた。しかし、午前10時過ぎからは上下動を繰り返しながらも、上値を切り下げる軟調な推移となり、地合いの弱さが浮き彫りとなった。
 また、現物株市場が終了した午後3時以降に外国為替市場で円高・ドル安が加速し、1ドル=119円台半ばとなっていることにも警戒感が強まりそうだ。
 15日の東京株式市場は、上下に値動きの荒い展開が続き、買い一巡後は伸び悩んだ。日経平均株価終値は、前日比60円78銭高の1万8026円48銭と反発。
 日程面では、9月の金融経済月報、8月の訪日外国人客数、7月の用途別鋼材受注、14日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、FOMC(~17日)、米8月の消費者物価指数、OECDの世界経済中間評価が焦点になる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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