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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は120円台で推移か、日銀黒田総裁の会見待ちで主要通貨は動意薄の見込み


14日のドル・円相場は、東京市場では120円84銭から120円12銭で軟調推移。欧米市場でドルは一時119円85銭まで売られたが、120円22銭で取引を終えた。

本日15日のドル・円は主に120円台で推移か。日本銀行の金融政策は今回も現状維持の公算だが、日銀黒田総裁の会見内容を確認する必要があることから、アジア市場におけるドル・円の取引はやや動意薄の状態が続く可能性がある。

日本銀行の黒田総裁は先週10日に開かれた参院財政金融委員会に出席し、物価が2%に達する時期について2016年度前半頃になると述べた。ただし、原油価格の動向次第で多少前後する可能性があると指摘した。

日銀が本日公表する声明では、日本経済の先行きについて「緩やかな回復を続けていくとみられる」との判断が示される可能性が高い。リスク要因としては「新興国・資源国経済の動向、欧州における債務問題の展開や景気・物価のモメンタム、米国経済の回復ペース」などが前回挙げられていたが、ここに中国経済の動向が具体的に追加された場合、早期追加緩和の可能性は高まるのではないか、との声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

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