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【市況】東京株式(大引け)=298円安、中国懸念で大幅3日続落

 週明け14日の東京株式市場は高く始まったものの買いが続かず、寄り後すぐに値を消す展開。後場に入り全般は一段安に売り込まれた。
 大引けの日経平均株価は前週末比298円52銭安の1万7965円70銭と3日続落。東証1部の売買高概算は18億4599万株、売買代金概算は2兆554億8000万円。値上がり銘柄数は481、対して値下がり銘柄数は1323、変わらずは93銘柄だった。売買代金に盛り上がりを欠くなか、全体の7割の銘柄が値を下げて日経平均は1万8000円台を割り込んだ。
 きょうの東京市場は、寄り付きこそ買い優勢だったものの、その後は地合いが急速に悪化、中国景気の減速懸念を嫌気するかたちで下値を模索する展開となった。13日に発表された中国の経済指標は固定資産投資などの伸び率鈍化が鮮明で、東京市場でもリスク回避の動きが強まった。きょうは中国・上海株も大きく値を下げたことから、後場に入り売り圧力が一段と高まった。今週16~17日の米FOMCの結果を見極めたいとの思惑も買いを躊躇させる要因となり、日経平均は一時340円に下げ幅を広げる場面もあった。
 個別では、ソフトバンク<9984>が大幅安、NTTドコモ<9437>も安い。ディップ<2379>はストップ安に売られた。ジョイフル本田<3191>、gumi<3903>が値を下げ、国際帝石<1605>、ミネベア<6479>なども下落した。半面、SKジャパン<7608>が大商いでザラ場も含めると4日連続ストップ高。ビットアイル<3811>も4日連続で値幅制限いっぱいに買われている。東洋建<1890>、アクリーティブ<8423>、JVCKW<6632>も値を飛ばした。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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